大学病院の不思議

2015年8月26日

しばらく大学から離れた話題が多かったので、今月は大学病院・医学部の建物にまつわる思い出です。今となっては“不思議”と感じることもないのでしょうが、ある年代以上の先生方には懐かしく感じてもらえるのではないでしょうか。それは、大学病院の正面玄関が3階だ(だった)、ということです。
 私は学園町にある中学校に通っていましたが、毎年の健康診断は大学病院で行われていました。その時は裏口から病院に入りましたが、地続きで入ったところが2階の放射線科で、ずいぶん驚きました。その経験もあってか学生の頃には心の準備もできて、病院玄関で戸惑っている来棟者に自信を持って道案内できていたように思います。その後、大学病院正面玄関のあるフロアの呼び方が3階から1階に変わったのは、外来診療棟が新しくなった頃からでしょうか?(私が医者になって外の病院に籍を置くようになってからのことで詳しくは覚えていま
せん。皆さんも思い出してみてください。)

 1枚目の写真は、病院正面玄関にある現在の大学病院の案内図です。玄関のあるフロアが1階で、各病棟や各 診療棟のフロアの階数は統一されています。各棟が新しくなったので、古株の私には実感が湧きませんが、どの階にどの診療科がおさまっているか、ご存知でしたか?

 2枚目の写真は、各棟の入り口に掲示してある各講座の案内図(左側:基礎校舎、右側:臨床研究棟。多少のピンボケはご容赦ください)です。臨床研究棟の階数の呼び方も病院の方にあわせて変更になっていました。昔は外科が7階、内科は6階でしたよね。それと、基礎にしても臨床にしても講座の呼び名がずいぶんと変わりましたね。特に基礎の講座名がずいぶんと学問的になった気がします。