津軽の模様

2018年1月27日

 明けましておめでとうございます。
今年も当同窓会の活動へのご参加、応援、よろしくお願い申し上げます。
 新年1回目のこのブログのテーマは「津軽の模様」としました。年が変わり、2度目の東京オリンピックが一気に近づいたような気がしますが、今のあの、市松模様のエンブレム、良いですよね。日本らしいデザインだと思います。その土地らしい模様があるって素晴らしいことだと思いません?。
今回は、津軽の模様はこれだ、というお話です。

 1枚目の写真は、「こぎん刺し」です。
こぎん刺しは津軽地方に伝わる伝統的な刺し子ですが、一般にイメージする刺し子よりは重厚で洗練されているように思います。
寒冷地ゆえ、野良着ゆえに、補強と保温を目的に、重厚になったのだと考えられています。それにこの幾何学模様の美意識は、なかなかだと思いませんか。
ちなみに大学基礎研究棟の近くに弘前こぎん研究所があり、その研究所が入っている建物は、建築家・前川國男の手になるものの一つだとはご存じでしょうか?

 2枚目の写真は、津軽塗りの代表的な模様「唐塗り」です。津軽塗りは三百年以上の歴史があるそうですが、この唐塗りは津軽塗りの代表的な模様で、やはり三百年余の歴史があるそうです。
唐塗りの「唐」とは、「優れたもの」、「珍しいもの」と言う意味合いで付けられたようですが、これだけの年数が経っても風格と斬新さを感じさせる模様というのは、誇らしく思いませんか?