りんごジュース

2017年11月10日

時節柄、今回はりんごについての話題としました。年末の贈答の時期でもあり、その品選びのヒントにでもなれば幸いです。
 皆さんはりんごジュースについての思い出、いや、思い入れはありますでしょうか。りんごジュースに思い入れなんて、という方が大方かもしれません。弘前市郊外のりんご園周辺で見かける「ジャムりんご、買います」の看板は、りんごジュースに良いイメージを抱かせないように思いますし、生食に勝る付加価値を持っていないように長い間感じていました。
ところが、最近のりんごジュースは美味しいんです。以前、JAアオレンのりんご
ジュース工場を見学した際に、そこの製品と某スーパーのプライベートブランドのジュースの飲み比べがあったのですが、迷うことなくそこの製品の方が美味しかったんです。

 それは、「密閉搾り」という製法で作ったジュースです。お勧めです。この体験をきっかけに、自分のりんごジュース体験の変遷を思い出しました。最初は、子供の頃の一升瓶に入った褐色透明の水で割って飲むジュースでした(写真中央の大きな瓶のもののような)。今にして思えば、「濃縮還元」の還元前だったのかも。その後今あるような白く濁ったジュースが登場してきた。その頃は、りんごの品種毎の味の違いがアピールのポイントでした。それが最近は製法の工夫で風味が格段にアップしてきた、ということでしょうか。りんごジュースも年々進化しています。

 2枚目の写真は、りんごのお酒「シードル」です。写真左側の2本は、以前からの定番商品ニッカウイスキーさんのシードルです。ニッカは漢字で書くと「日果」 で、昔は余市でりんごの加工品を作っていましたが、後にその拠点を弘前に移してシードル等を作っています。
 最近、シードルはりんごジュースに劣らぬ力の入れようで、“地ビール”ならぬ、“地シードル”を作るところがだんだん増えてきています。写真右の2本のように、おしゃれな瓶で売られています。
こちらも、贈答用に、 自家用に、ぜひ一度。