立体視

2017年6月10日

早いもので今年も半分が過ぎ、ネプタ祭りまで1カ月程となりました。私は祭りに備えて組ネプタ(青森ネブタで言うところの人形ネブタ)を製作中です。で、来年にも備えて制作過程を写真を撮っておこうと思ったのですが骨となる針金細工はうまく写真に写りません。首を左右に動かして眺めていたら、解剖実習の時の立体視のことを思い出しました。
 私が学生の頃、解剖実習室の壁に立体視を習得するためのポスターが貼ってありました。確かモリアオガエルの産卵を撮った写真でした。同じような写真が2枚左右横並びに並べてあり、右目で左側の写真を、左目で右側の写真をみる(交差法)と立体的に見える、というものでした。

 写真1は、そのモリアオガエルの卵です。池の上に張り出した枝に卵が産み付けられていて、卵が孵化するとオタマジャクシが池に落ちるようになっています。この写真は座頭石の上にある池で撮ったものです。寄り目にしてうまく左右の写真を重ねて、立体に見ることができますでしょうか。

 写真が一枚では寂しいので、このシーズンのきれいな風景をご紹介しましょう。2枚目の写真はつがる市木造にあるベンセ湿原のニッコウキスゲです。湿原一面に咲くニッコウキスゲのボリューム感、遠くに見える岩木山との距離感を、うまく見ることができますでしょうか?
 さて、肝心の組ネプタは本番で見てもらうこととしましょう。
弘前市医師会ネプタの出陣は8月1日、3日、5日です。