このブログで昔の記憶を確かめようとしていると、それが本当のことだったのか、勝手に作り上げられた記憶だったのか、わからなくなることがあります。
まるで認知症の老人が「ここは私の家ではない、帰らなければならない」と言い、昔の育った頃の家を思い出しているのか、ただ根拠もなく言っているのか、家族が当惑するような、そんな感じの・・。今回の後半はそんな話です。
1枚目の写真は中土手町にある一戸時計店です。屋根の上に、風見鶏の付いた時計があります。弘前で、時計と言えば、まずこの時計が思い出されるのではないでしょうか。土手町の雰囲気も大分変わった中で、今でも昔の雰囲気を残した店構えであり、店のシンボルでもあります。
もう一つ、私が思い出す時計は、花時計です。2枚目の写真は、弘前城植物園の中にある花時計です。この花時計の銘板には、「SEIKO 花時計」「1975年 4月」とあります。ところが、弘前城植物園は昭和63年 5月、西暦だと1988年の開設だそうです。空白の13年は??・・・昔、市民会館の楽屋口のあたりに花時計があったような記憶があるのですが。
それが移設された? あったのかどうかの記憶もさだかでなく、植物園の入場券売場の、私と同年配位のお姉さんに聞いてみたところ、「そういえば、市民会館の所にありましたよね。移設されたかどうかはわかりませんけど。」との答えでした。本当のところの経緯は??