その土地に住んでいたことを思い出すようなきっかけは、その土地の観光名所や洋館のようなランドマークだけではないように思います。むしろ生活の中に溶け込んでいた、その頃の生活を思い出させるような風景が郷愁を誘うように思います。大学病院の周りの風景もそういったもの一つではないでしょうか。
今回は大学病院の向かいの風景を取り上げます。
1枚目の写真は、道路を挟んでまっすぐ向かいです。
「みうら酒店」さんは直接中に入ったことはありませんが、入局して医局にいた頃の“医局のビール”はここから調達されたものでした。
入院中の患者さんが点滴スタンドを携えて、タバコを吸っている風景も印象的でした。
「旬鮮市場」さんがいつ頃からあったのか私の記憶は定かではありませんが、隣の「ほっかほっか亭」さんには大分お世話になりました。
研究で脳波室に籠っている時に、便利でした。以前はもっと道路に面していましたが、駐車場の分だけ奥に引っ込んだようです。
2枚目の写真は、カメラを右側に振って、医学部保健学科の向かい方向です。弘仁会薬局があり、その隣には以前は北星タクシーの社屋がありましたが、いつの頃からか駐車場に変わりました。弘仁会薬局の屋上越しにはNTTの大きなアンテナが見えます。このアンテナは昔からあまり変わっていないのではないでしょうか。道路の奥方向に見える大きな建物は、かつて郵便局だった所に建ったホテル、「ドーミーイン」です。
皆さんの記憶や思い出はいかがでしょうか?